工務店とハウスメーカーの違いとは?メリット・デメリット・選定基準は⁉

工務店とハウスメーカーの違いとは?メリット・デメリット・選定基準は⁉

COLUMN21

秩父・深谷・熊谷・本庄地域を中心に埼玉県で、高品質なローコスト住宅をご提案しているエフプロダクツ

秩父市でマイホームのご計画を検討していて、信頼できる工務店が近くにあるか調査している方へ向けて、

工務店のこと、また、メリットやデメリットについて解説していきます。マイホームご計画を工務店に依頼する

際のポイントも解説していきますので、一生に一度の大切なマイホームご計画をどこに頼むべきかの選定基準

としてに役立て下さい。

・工務店とは

工務店とは、ハウスメーカーのような全国展開ではなく、限定した施工範囲で新築工事を請け負う業者のことです。地域の専門の工事業者や職人を管理しながら、新築はもちろん、他、リフォームや増築などの工事を進めていくのが工務店です。工務店というと小規模というイメージがあるかと思いますが、そういう訳でもございません。工務店は形態や規模によって、次の3つに分けられます。

 

工務店1:地域密着型の工務店

拠点の市町村に密着して、近隣の新築工事を請け負う工務店です。会社の規模は小さく、社長と数名の社員で形成されていたり、家族経営だったりする場合が多いです。現場の大工が設計から施工までを管理する、昔ながらの形態です。工務店と聞いてイメージが強いのはこのタイプでしょう。

工務店2:フランチャイズの加盟店

各地域の工務店が本部のフランチャイズに加盟している工務店です。本部が開発した規格や工法を各地域の工務店間で共有・施工する合理的な形態です。建築資材なども一括で仕入れているためコストも抑えやすく、小さな工務店が競争力を保つための方法のひとつだといえます。多数のフランチャイズに加盟している工務店もあります。

工務店3:中堅ビルダーのような工務店

工務店の中ではもっとも施工範囲が広く、隣接の県や近隣の市に支店や事務所、営業所を設置している工務店です。地域密着型でありながら、ハウスメーカーと同様に総合住宅展示場やモデルハウスをオープンしているなど、営業活動にも注力しているところが多いです。独自のコンセプトのプランを商品化・シリーズ化しているケースが多いのもこのタイプの特徴です。

 

 

・ハウスメーカーとの違い

工務店の種類を押さえたところで、工務店とハウスメーカーとの違いについて説明していきます。

 

コスト

同じ土地に同じ家を建てるとしたら、建築費が抑えられるのは、工務店のほうです。ハウスメーカーの強みは、建材資材や企画の共通化、大量生産によって原価コストを抑えられることです。ただし、一方で工務店よりも大規模な技術開発や広告宣伝費が発生しており、運営に関わる人員も多く、人件費も多くななります。建築には関係しない余計な費用が発生しにくい為、工務店のほうが価格が抑えられるケースが多いでしょう。

 

施工範囲

施工範囲が広いのは、全国各地に営業拠点を構えるハウスメーカーです。工務店の施工範囲は市町村や県内に限られている場合がほとんどです。もっとも規模が大きい中堅ビルダー型であっても地域密着色が強く、支店や営業所が設置されている範囲も近隣の県や市までです。

ただしその分、工務店のスタッフのほうが施工エリアに精通しており、地域の実情や周辺環境も細かく理解しています。地元の人間ならではの土地勘を活かした家づくりを提案できる可能性が高いでしょう。

 

プランの自由

ハウスメーカーは、用意された間取り・建材資材・設備機器から好きなものを選び、組み合わせるのが一般的です。注文住宅メーカーを除き、デザインの自由度は低めで、規格外の注文住宅を建てると割高になる場合もあります。

一方、工務店の場合は、利用者が自由にプランを考えられます。細部にもこだわったオンリーワンの家づくりを目指すのであれば、自由な設計対応ができる工務店に頼むほうがいいでしょう。ただし、デザインセンスは施工例など見せて貰い確認する必要があります。

 

工期の長さ

ハウスメーカーのほうが工期は短く済むケースが多いでしょう。ハウスメーカーが短期間で家を建築できるのは、建築資材の調達から施工までの流れがシステム化されており、効率的に進められるからです。

工務店では現場で資材の加工をするところから始まります。工期の長さは、住宅の規模や施工時期、プランなどによっても大きく変わってきます。

 

アフターメンテナンス

ハウスメーカーのほうがアフターメンテナンスも安心できるケースが多いでしょう。工務店より規模が大きいため経営が安定しており、倒産などによるアフターサービスが利用できなくなるといったリスクも低いでしょう。定期点検や無料修理期間などの制度も整備されており、マニュアルに沿った標準的な対応も期待できます。ハウスメーカーの中でも自社運営でアフターメンテナンスを行っている会社がおすすめです。

ただし、地域密着型の工務店の中には、困ったときにすぐに駆け付けるなど、アフターメンテナンスの手厚さを売りにしているところもあるため一概にはいえません。

・工務店のメリット、デメリット

工務店メリット、デメリットについてお話します。いずれもマイホームご計画においてはとてもに重要なポイントなので、順番に確認していきましょう。

コスパが良い

工務店はハウスメーカーよりも小規模な分、管理コストを抑えられます。高額な広告宣伝費や運営の人件費などを上乗せされる心配もなく、利用者は原価に近い価格で住宅の建設を依頼できます。

ハウスメーカーよりも工期は長くなりがちですが、建築家に依頼するときのように長い期間を要するわけではありません。工務店なら建設費と仮住まいにかかる費用の両方を抑えられるので、トータルのコストパフォーマンスが高くなります。

施工の自由度が高い

施工上の制約が少ないのも工務店の魅力です。たとえば、都市部に多い狭く複雑な形の土地でも安く家を建てられます。使用する建材や設備についても融通がききやすいでしょう。

前述の通り、デザイン力や技術力は工務店によって、とてもバラつきがあり、自分の好みもあります。前もってデザインの方向性をすり合わせ、希望を実現してくれそうな工務店を選ぶようにしましょう。

地域密着で親身に対応してくれる

工務店の多くは、地域に密着したサービスを行っています。地域に根差したサービスを続けるうえでは、地域の住人から信頼されているかどうかは非常に重要です。そのため、何かあったときには、スピーディかつ柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。

規模が小さければフットワークも軽くなります。自宅から距離が近い工務店には、建築後のリフォームや増築といった、ちょっとした相談もしやすいです。

 

続いてデメリット

 

工務店や担当者によってムラがある

工務店の場合、大工の腕や担当者の知識によって仕上がりにムラが出やすい点は否めません。品質の高い住宅に仕上げるためには、優れた工務店を探す力が求められます。プランニングや保証はもちろん、アフターサービスも含めて、相談しやすい担当者を探すようにしましょう。

また、大工が社員として働いているかも、よい工務店を見極めるポイントです。社員として継続的に雇われている大工は、工務店に腕の良さを見込まれている人である可能性が高いといえます。

完成物件の見学ができないケースもある

最初に完成物件を見学できれば、仕上がりのイメージをつかみやすく、住んでからのギャップも少なくなります。しかし、一般的な工務店は、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスが用意されていません。

加えて、ハウスメーカーのように建築棟数も多くないため、自分たちが家を建てるタイミングで見学可能な完成物件がない可能性も考えられます。タイミングが合わず、完成物件を見られないまま自分の家の建設に突入するケースもあるので注意しましょう。

以上、工務店とハウスメーカーの違について解説させて頂きました。もっと詳しく聞きたいという方は、是非エフ・プロダクツにご相談下さい!